訪問マッサージや訪問はり・きゅうを医療保険(健康保険)で受けるには、かかりつけの医師の「同意書」(医師がマッサージ・はり・きゅうの必要性を認める書類)が必要です。
地域のケアマネージャー(介護サービスの計画をつくる専門職)の方にごあいさつに回っていると、「同意書のお願いで止まってしまう」というお話をよく聞きます。ご家族からすると、お医者さんに書類をお願いするのは気をつかうものです。
この記事では、ご家族が受診のときに同意書をお願いするコツをまとめました。保険のルールそのものは「同意書がもらえない」ときに確認したいことでくわしく説明しています。
お願いする前に確認したいこと
- 次の受診はいつか:同意書は、医師が実際に診察したうえで出すものです。電話での再診や、オンライン診療をもとにした同意書は出せません。ご本人がふだん通っている(または往診を受けている)医師に、診察の日にお願いするのが基本です。
- はり・きゅうの場合は、同じ病気で病院の治療を受けていないか:同じ病気で病院の治療(処置や薬など)を受けている間は、はり・きゅうに保険が使えません。マッサージにはこの決まりはありません。
- 用紙の準備:同意書の用紙は当院でご用意します。受診の前にお渡しします。
受診のときに持って行くメモ
診察の時間は限られています。次のことをメモにしておくと、短い時間でも伝わりやすくなります。
- どこが、いつごろから、どのようにつらいのか(例:「右肩が半年前から上がらず、着替えに時間がかかる」)
- 一人で通院するのがむずかしい理由(例:「歩くのが不安定で、一人で外出できない」)
- 自宅で訪問マッサージ(または訪問はり・きゅう)を受けたいと考えていること
- ケアマネージャーの方とも相談していること(ご相談している場合)
お願いするときの伝え方
「書いてください」とお願いするより、「家で受けたいと思っているのですが、先生はどう思われますか」と相談する形のほうが、話が進みやすくなります。保険でマッサージ・はり・きゅうを受けてよいかどうかは、医師が判断するものだからです。
医師が、訪問マッサージや訪問はり・きゅうで何をするのか分からず、迷われることもあります。そのときは、当院の連絡先を伝えていただければ、当院から医師に施術の内容をご説明します。
同意書にかかる費用
同意書の発行は医療保険の対象で、医療機関での自己負担は1割負担の方で100円程度です(3割負担の方は300円程度)。続けて利用するために、もう一度同意書を出してもらう(再同意)ときも同じです。
同意には期限があります
同意の有効期間は、マッサージ・はり・きゅうとも6か月です(マッサージのうち、関節の拘縮をほぐす「変形徒手矯正術」は1か月)。続けて利用するときは、期限が切れる前にもう一度診察を受けて、医師に同意してもらう必要があります。次の受診の予定を早めに確認しておくと、施術が途切れずにすみます。
書いてもらえなかったときは
- 無理にお願いしない:同意するかどうかは医師の判断です。何度もお願いして関係が悪くなると、ご本人のふだんの治療にも響きかねません。
- 理由を聞いておく:「病院の治療で対応できる」「今は対象にならない」など、理由が分かれば、次の手を考えられます。
- 当院やケアマネージャーに相談する:はり・きゅうが難しくても訪問マッサージなら対象になる場合や、介護保険の訪問リハビリが合う場合もあります。
- 状況が変わったら、もう一度相談する:病院での治療が終わったり、症状が変わったりすると、医師の判断が変わることがあります。
当院のご案内
当院は、大阪市鶴見区・城東区、東大阪市、大東市で、医療保険(健康保険)を使った訪問マッサージ・はり・きゅうを行っています。料金は、1回 約300円〜500円程度(1割負担の場合)、交通費(訪問施術料)込みです。
同意書の用紙のご用意から、医師へのご説明まで、手続きをサポートします。無料体験も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
この記事は、2026年10月時点の制度をもとにしています。くわしい条件は、主治医や当院にご確認ください。