当院のスタッフに教えてもらうコーナー「現場の先生に聞いてみた」の第6回です。前回に続き、鍼灸師・柔道整復師の田中功太さんに、代表の北田が聞きました。今回は、おきゅうの種類についてです。
おきゅうは、何からできているの?
北田:おきゅうは、何からできているんですか?
田中:よもぎの葉の裏にある、ふわふわした毛を集めて、乾燥させたものです。もぐさといいます。
北田:においはありますか?
田中:言葉にするのは難しいですが、特別に強いにおいではありません。
もぐさにも種類がある
田中:もぐさには、大きく分けて2種類あります。ふつうのもぐさと、粗悪もぐさと呼ばれるものです。違いは、不純物がどれだけ残っているかです。粗悪といっても、悪いものではありません。
皮膚の上に直接のせるのは、ふつうのもぐさです。粗悪もぐさは燃える温度が上がりやすいので、皮膚との間に物をはさむ「間接灸(かんせつきゅう)」に使います。
北田:直接のせないおきゅうもあるんですね。
田中:はい。「せんねん灸」のような、市販の台座灸(だいざきゅう)がそうです。台の上に筒の形のもぐさがのっていて、台を通して熱が伝わります。熱さを感じやすいもの、やさしいものなど、商品によっていろいろあります。
棒灸と、火を使わない温灸器
北田:棒灸(ぼうきゅう)とは何ですか?
田中:棒の形をしたおきゅうです。火をつけると、たいまつのように燃えて、少しずつ短くなります。その熱を、温めたいところに近づけて使います。
ただ、火を使うおきゅうは、今のお家では火災報知器が反応しやすく、換気も必要なので、使いにくいことがあります。換気をしたうえで台座灸を使うことが多いです。
北田:温灸器(おんきゅうき)というのは?
田中:電気で温める道具です。ペンの先が一瞬で熱くなります。火を使わないので、火災報知器を気にせず使えます。
北田:便利ですね。
田中:すごくいいですよ。熱さを調節できるかどうかは、機械によります。
先生が指でひねるおきゅう
田中:ご自宅に伺ったときは、もぐさを指でひねって小さな円すい形にし、ツボにのせて火をつけることもあります。燃え切る前に止めて、残った熱をじんわりと届けます。
北田:先生が指でつまんで火を止めるのは、熱くないんですか?
田中:全然熱くありません。ためらってゆっくりやると熱いのですが、しっかりはさめば大丈夫です。
北田:火を使うのが心配なご家庭でも、おきゅうの方法はいろいろあるんですね。
連載の記事(現場の先生に聞いてみた)
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- 第3回 訪問の鍼灸では、どんなことをするの?
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- 第6回 おきゅうには、どんな種類があるの?(この記事)
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- 第8回 足首、かたくないですか? 足首と足指のセルフケア
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- 第10回 パーキンソン病の方には、どんな施術をするの?(2026年11月1日公開予定)
- 第11回 北田が、はりを受けてみました(首)(2026年11月3日公開予定)
次回は、「便秘が気になるときのツボ」を田中さんにお聞きします。
当院のご案内
当院は、大阪市鶴見区・城東区、東大阪市、大東市で、医療保険(健康保険)を使った訪問マッサージ・はり・きゅうを行っています。
料金は、1回 約300円〜500円程度(1割負担の場合)、交通費(訪問施術料)込みです。
無料体験も受け付けています。お気軽にご相談ください。
はり・きゅうの感じ方や変化には、個人差があります。
写真の出典(ウィキメディア・コモンズ)
もぐさ:Moxa-samples-from-Japan.jpg(撮影:Wolfgang Michel、CC0(パブリックドメイン))
台座灸(左)と棒灸(右の2本):Stick-on-moxa-rolls-japan.jpg(撮影:Wolfgang Michel、CC0(パブリックドメイン))